昔の人が作ったお墓

命あるものはすべて死ぬ。どのような生物にも当てはまる自然界の普遍の法則です。言わずもがな、この摂理は人間にも当てはまります。私達人間は、古代より必ず訪れる「死」にたいして、さまざまな考え方をしてきました。昔の人の死に対する信仰の現れたもののひとつとして「お墓」があります。世界には、様々なお墓や寺院があります。それらを幾つか紹介致しましょう。
ピラミッド
言わずと知れた王の墓。なかでも、クフ王のピラミッドは、世界最大の墓として有名です。ピラミッドは、古代エジプトで進行された太陽信仰に基づいた建造物で、王が太陽神のもとへと昇るための神殿ではないか、といった説があります。現在も様々な研究がありますが、本当のところは誰もわかりません。一節では、お墓ですら無いといった説も存在しています。
古墳
日本の古墳時代に作られた時代の権力者や天皇のお墓で、日本各地に大きさや形が様々な古墳が点在しています。大阪にある仁徳天皇の大山古墳は、歴史の教科書で一度は見たことがあるでしょう。古墳は、権力の象徴とされ、大きさや装飾、棺内の宝石の数などが権力の証とされました。古墳の中には、大きな石で作った石室があり、その内部に死者を眠らせ、古墳の周囲には無数のハニワを置き、死者を守っていたと考えられています。
イースター島古墳群
イースター島といえばモアイです。モアイ像が有名なイースター島ですが、そのモアイはお墓の一部であり、故人の先祖がお墓を守るといった意味合いがあったとされています。そして、モアイ像が乗る台座の部分がお墓となっているそうです。

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タージ・マハル
インドにあるイスラム建築によるお墓。当時のインドの皇帝シャー・ジャハーンが愛する妻の遺告を実行した結果出来上がった。白を貴重とし、全体的にアラベスク模様が施されているため、芸術的な評価も高い。
お墓は、昔の人の信仰や思いがとても込められているものです。昔の人の、故人を尊く思う気持ちは、現在そして未来へと受け継がれて行くでしょう。
私たちはやがて死にます。死後、私たち人間は、火葬や土葬といった方法で弔われ、お墓に入ります。この作法は、今も昔も変わらない伝統的な形式です。しかし、死後に入るお墓に関しての事情は、現在かわりつつあります。
以前では、菩提寺と檀家といった関係がありました。菩提寺といわれるお墓の管理や供養を行う寺院があり、お布施や寄付を行い檀家として先祖から後世の代までお墓を管理して頂く、といた関係性です。「私と一緒のお墓に入ってください」といったプロポーズ文句は、この関係性によるものでしょう。しかし、現代では核家族化が進み、故郷や先祖に対する考え方が希薄になり、菩提寺と檀家の考え方も薄れている傾向にあります。そのため、お墓に対する価値観も変化しつつあります。
永代供養墓
CMや広告で目にすることが多くなった永代供養。永代供養とは、子供がいない人や世継ぎがいない世帯が行う供養の仕方で、死後永遠にお墓を管理し供養いたします、といった保証付きの供養です。核家族化が進んだことや少子化によって利用者が増えたといいます。
納骨堂
もともとは身元不明者の骨を安置する事が多かったが、現代の土地の減少により注目されている供養方法。お墓を作るコストも無いため安価で利用が出来ます。また、都心部の人向けの納骨堂ができ、電子システムで遺骨が運ばれ、手軽に先祖供養が出来るとして利用者が増えています。
共同墓
家族や血縁を超えた人同士が、同じお墓を利用するスタイル。会社や団体などで利用する場合が多く、家族以上のコミュニティが増えつつある現代に当てはまるお墓です。キリスト教では以前からあるお墓のスタイルで、近年取り入れられた。お墓のことなら、霊園・墓地情報サイト[はじめてのお墓選び.com]までどうぞ。

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散骨
お墓を作らない、自然に還りたいといった人が利用を希望する方法。お墓に使う墓石や設置する敷地、供養における費用もかからないため比較的安価で利用ができます。
今と昔では、死に対する考え方や故人の自由な意見などが優先的に取り入れられます。今からでも、様々な供養スタイルを考えてはいかがでしょうか。注意点として、現在は埋葬法という法律もあり、遺骨の安置や管理方法に関しても規制があります。